性病百科

ヘルペス・カンジダ・コンジローム・梅毒・クラミジアなどあらゆる性病の種類症状治療法を紹介

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■ 正しい性の知識を身につけましょう。

近年性病(STD{Sexually Transmitted Disease})は増加傾向にあり、 現在の日本では感染者は600万人以上と言われています。
この感染者の増加の原因は、若者を中心とした性の開放化・性意識の低下や性の低年齢化等が主な原因と言われています。 性に開放的な傾向が強まる中、その傾向に性教育や性病の知識が伴っていないことが大きな問題です。 性感染症を防ぐには正しい性に関する知識が必要なのです。
当サイトは性感染症の症状や対策、未然に防ぐ方法を紹介していきたいと思います。

性病とは?

性病とは広義には淋病・クラミジア・カンジダからエイズやヘルペスまで、性的な接触によって感染する 感染症全般を指すように使われていますが、正確には1945年性病予防法で定められた 淋病(りんびょう)、梅毒(梅毒)、軟性下疳(なんせいげかん)、鼠径リンパ腫(そけいりんぱしゅ)の4つの 疾患をいいます。古くは性病を花柳病(かりゅうびょう)とも呼びました。感染経路は性的接触や輸血など医療行為、注射器の使いまわしによる血液感染。感染部位は性器内部、性器周辺、口腔、喉など。

これらの疾患は細菌によるもので、近年は減少傾向にあります。上記の細菌性疾患である性病に代わって増加傾向に ある疾患がヘルペス・クラミジア・カンジダ・トリコモナス・コンジローマなどの性感染症です。

現在では性病という言葉に代わってもっと広い意味での「性感染症」という言葉が広く使われています。

性感染症とは?

性感染症はヘルペス・クラミジア・カンジダ・コンジローマ・HIVなどでウイルスやカビ・微生物などが原因です。 性感染症は性病とは違って症状が分かりづらいので自覚症状無くパートナーに感染させてしまうことや、 治療が遅れることにより病状が進行し、不妊になってしまうこともあるのです。もし、性感染症に感染していまったら 自分一人で治療するのではなく、パートナーとともに治療をしましょう。パートナーが感染した状態で 自分だけ治療をしても、バートナーとの接触により再び性感染症になってしまうピンポン感染にも注意です。

性感染症は本来性病とは呼べませんが、 性病と合わせて性接触で感染するすべての疾患を性感染症やSTD(STD{Sexually Transmitted Disease}と呼ぶことが一般的です。

性感染症による感染率の増加

ヘルペスの再発やクラミジア・カンジダなどは比較的症状が軽く自覚しづらいですが、これらの疾患でも 粘膜に傷がついていると他の性感染症の感染率が4〜6倍に高まると言われています。 皮膚のバリア機能が無いために、粘膜の傷から細菌やウイルスが容易に体内に侵入してしますためです。症状が軽くても完全に症状が治まるまでは 性的な接触は避けましょう。

薬剤耐性菌の出現について

近年若年層を中心に急速に広がりを見せるSTD(性感染症)ですが、数年前までは性病の治療に有効であった抗生物質や抗菌剤が 現在では効かなくなってしまうケースが増えています。治療のため投与される薬剤に対して抵抗力を獲得した 「薬剤耐性菌」と呼ばれる菌が原因で、従来の治療法では病気が治らなくなってしまっているのです。

特に感染者が多く女性の場合自覚症状が少なく、不完全な治療により抵抗力を付けてしまう機会の多い、クラミジアや淋病などで薬剤耐性菌が増えています。 「病院に行くのは恥ずかしいから 個人輸入で薬を買おうかな?」などと考えている人もいるかもしれませんが、性病が治らないばかりか慢性化させて しまったり、薬物の副作用等により多大な危険が伴います。治療の際は必ず専門の医療機関で受診し正しい治療を受けましょう。

細菌とウイルスの違い

性病に限らず、多くの病気は細菌やウイルスが体に入り込み引き起こされます。 細菌は独自の細胞を持ち、人の細胞に取り付き栄養を奪い増殖して正常な細胞を壊し病気の症状を悪化させて行きます。 細菌は個々の細胞をもっているので、抗生物質の投与により病気の原因となっている細菌の細胞を死滅させることで病気を完治することが可能です。 この細菌に対してウイルスは独自の細胞を持たない遺伝子で、正常な細胞に入り込み自分のコピーを増やしたところで その細胞を壊して再び他の細胞に入り込み増殖することで症状を悪化させます。

細菌とウイルスの違いは細菌は抗生物質の投与で病原体である細菌を死滅することが可能ですが、ウイルスは 正常な細胞に入り込んでいるために抗生物質で死滅させることはできません。抗ウイルス剤と言われる薬剤は ウイルスを死滅さえるのではなく、ウイルスの分裂を防ぐ薬なのです。ウイルスを死滅させることができるのは 唯一人の免疫力だけなので自己免疫力で治癒することのできないウイルスが原因の病気は不治の病となるのです。性病の場合は ウイルス感染であるHIVや肝炎・ヘルペスなど現在の医学では完治不可能な感染症が多いです。 これらの性病に感染すると発病を抑える薬、症状を抑える薬はありますが完治させる薬はありません。現代の医学でも一生病気が治ることはなく、いかに発病・再発を 抑制するかが治療法となります。病気が完治しないため継続的に費用がかかり、薬価も高いので経済的な負担も大きくなります。

性病を予防するには?

性感染症を予防するには性的な接触自体を避けることが最も有効な手段ですが、現実的に難しいので 性的接触の際には避妊具を使用することや、特定のパートナーとだけと接触し、不特定多数の相手とは性的接触を 持たないことが対策になります。行為の際にパートナーに湿疹や水疱、イボや赤み爛れが無いかも チェックし、異常が見つかった時は接触を避けるべきです。その他にも寝不足や疲労の蓄積で 免疫力が低下しないように体調の管理にも注意しましょう。

もし性病に感染してしまったら?

もし性感染症になってしまったら、早急に病院に行きましょう。男性ならば泌尿器科、性病科、女性ならば産婦人科、性病科での 受診になります。性感染症は患部が患部なだけに病院に行くのも恥ずかしく勇気がいるものですが、治療せずに放って置いても症状が改善することは なく悪化してしまうばかりです。多くの性感染症は病院で治療を受ければ数週間で完治する場合がほとんどなので、 悩んでいないですぐに病院で診察して貰いましょう。


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